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展示品紹介

第1展示場「“菅野豊治”と語る館」

労作為人記念館

敗戦後、元満州国から裸一貫で帰国した菅野豊治が1946(昭和21)年12月に建てた菅野農機具製作所の工場の一部。
奥行6間の内、奥2間を古くから使われていた鍛冶場のまま、仕事の様子がよく解るように鎚音の響とともに保存しています。

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鍛冶屋の仕事場

1951(昭和26)年頃までの鉄の加工方法は、炉に石炭を入れて、「ふいご」を吹いて火を起こします。そして、強い熱で鉄を柔らかくし、金敷の上で自由自在に作品を作っていました。

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スガノ農機株式会社茨城工場では、秋に感謝と安全を祈願すべく「ふいご」を清め祀る「ふいご祭り」を行なっています。

馬耕レプリカ

北海道の開拓は、馬の力により現在の120万haの農地の70%が開拓されたと言われています。
196(昭和40)年代には、農作業のすべてが機械化に移行し、近代農業に発展していきました。
農業の先駆者として、人馬の苦労を後世に伝えるために、このレプリカは等身大の木刻調で作られています。

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曳いているプラウは、1952年に発売され未来技術遺産に登録されました「上下反転自由プラウ1頭7分曳」

モノリス 原始の土

北海道早来町の牧場地(小華和秀則氏所有)から深さ3メートルの土が採取されたモノリスです。
その地は、採土時の1993(平成5)年4月13日まで未開の地で、入植当時は牧草も育たぬ不毛の土地でした。この標本の土壌は「火山放出物未熟土」といい、樽前山の火山灰によって堆積した火山灰からできています。
新しいものは、約200年前から8000年の間につくられ、年代によって礫の大きさや色が異なっています。土壌の黒い部分は、有機物が集積している埋没腐植層です。

モノリス原始の土説明入

横3.5m×縦3m。1枚に剥ぎとった物では、世界でも珍しい。

泥流地帯のモノリス

泥流モノリスオリジナル上富良野町草分(伊藤孝司氏所有)水田圃場1992(平成4)年5月13日に採取したモノリスです。
1926年大正15年5月24日午後4時17分、十勝岳が大噴火を起こしました。
吹き上げる真っ赤な溶岩は残雪を溶かし、折からの雨も混じり、沢伝いに大泥流が発生しました。時速40kmという速さで下流の上富良野の田畑800haを埋め尽くし、農作業をしていた144名が亡くなるという大惨事になりました。十勝岳の火口付近には大きな硫黄の採掘場がありました。その硫黄を含んだ泥水が泥流となって一気に下流に流れました。その泥流が一番堆積した場所で採取したモノリスです。


詳細はこちら泥流新聞記事

 

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